7 透也

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言われる度に何かが溢れそうになる。 それが何なのかよくわからないけど、嬉しくてたまらない。 「うん、俺も好き」 マナが失恋して泣いていたあの日からずっと、マナだけが好きで大好きで。 他に何もいらないと思っていた。 この思いだけで充分幸せだと思っていた。 だけど、この腕の中にいるマナの気持ちを知って、もっと幸せが欲しいと思うようになった。 マナの気持ち全部、俺でいっぱいになったらいいのに。 もっとマナが欲しい。
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