1 透也

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「帰れよ」 そいつ…マナの腕を掴んでいた手を離して顔を背けた。 「透也…俺…」 まだ何か言おうとするマナ。 「頼むから帰ってくれ」 これ以上、オレを惨めにさせないでくれ。 マナは何も言わずに部屋を出ていった。 オレはその日、人生で一番最低な気分で眠れない夜を過ごした。
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