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「別にケンカなんかしてないよ」
そうだ。ケンカなんかしてない。
マナがオレを避けて、オレも声を掛けづらくてそのままだ。
「なら、なんで図書室来ないんだろうな?」
「さぁ…彼女でも出来たんじゃねーの」
自分で言っておいて、彼女って言葉に傷ついた。
マナは元々もてるし、その気になれば彼女くらいすぐ出来る。
航汰の事を好きだった頃もあったけど、それは航汰だからで男が好きって訳じゃないと思う。
オレだって別に男が恋愛対象な訳じゃない。
マナだから好きになった。
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