2章 青の学生の時の過去

6/8
前へ
/66ページ
次へ
 そうして 仲の良かった 友達でしかなかった 山井もみじと 青山幸村は この時から 恋人同士に なったのだった。  付き合いはじめは まあ あまり 恋人みたいには 見えないような 感じではあったが 付き合いはじめて 1ヶ月くらいに なると 街中を手をつないで 歩けるくらいに 進展していった。  それで 2月14日の バレンタインの日には 山井もみじが 手作りの チョコレートと 店で買ったという クッキーを 青山幸村に 手渡ししたのだった。  青山幸村は 嬉しそうに 受け取って こう言った。 「もみじさん ありがとう。  嬉しいよ とっても。  バレンタインに 初めて  チョコレートや クッキーを  貰って 本当に嬉しいです。  だから ありがとう」 と 心の底から お礼を 言ったのだった。  青山幸村は 生まれて初めて 付き合ったのだったから 何を どうしていいか わからないことが 多すぎたのだった。  しかも もともとの性格も 合わさって 付き合って 2ヶ月目くらいまでは 山井もみじが うまくリードしていっていた。
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加