2章 青の学生の時の過去

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1 (青の中学時代)  青山幸村が 中学1年生の ときだった。  ふたつ隣の家に ある家族が 引っ越してきた。  それは 山井もみじと 山井恵理(やまいえり)の 姉妹と その両親の 四人家族の 山井家だった。  山井恵理は 青山幸村と 同級生で あったが この山井恵理は 現実ばなれしているところがあって 男子の中で 特別な人は一人しか いないと思ってて その他の 男子は 人なんて 思って ないほどの 思い込みが強い 女子だった。  実は 山井恵理は 小さい ときから 運命のひとが 決まって いて 白馬の王子様のような 人と 必ず出会って 迎えに 来てくれると 思い込んでいる 女子であった。    そういう所があったので 青山幸村の 内気な性格が 気に入らなかったみたいで 完全に 眼中に 入ってなかったのであった。  山井もみじの方は 現実的で きちんと 世の中のことを 見ている 高校1年生であった。
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