3章 魔物の宴

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・ 「あら、如何なさって? そのような笑みを浮かべて…」 「…いえ、マダム。なんでもありませんよ」 腹を立てる我がフィアンセの姿が映像のように鮮明に映し出される。 微かに苦笑いを浮かべていた黒い燕尾服の伯爵はその場を取り繕うように擦り寄る女の肩に手を回すと、そのまま柔らかな白いソファに押し倒した。 「はあっ…伯、爵…っ」 胸元の大きく開いたドレス。フワリと広がってスカートの裾をめくり上げると伯爵はそこへ顔を埋めた。 幼いフィアンセのそこと違い、熟れきった果実の香りがスカートの中いっぱいに拡がる。 ゆっくりと這う長い舌。 伯爵の妖艶な手ほどきに、女は慣れた手付きで腰を浮かせ、伯爵の動きを促した。 「…ああっ…そこっ…」 尖った舌先が蛇のようにチロチロと大粒の紅い種を撫でる。 「マダム…相変わらずココだけで楽しんでいるようですね…」 「はっ…ああっ…っ…だって、主人はもう役に立たないしっ…伯爵に会うまで私には我慢なんてっ…んっ…」 いじられ過ぎた種は皮から完全に剥き出しになって乳首のようにプックリと腫れている。 伯爵は言葉で優しくなじり、女を心地よい快楽の泉へと引き込んで行った。
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