玲という女

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私たちの間には…… 色で言えば……淡い……淡い……ピンクの包まれているな…… トキメキも感じる…… 最初に目をそらしたのは、学さんの方…… それを断ち切るように、学さんが…… 「そうだ。 甲田の大叔母来るみたいだ…… 母さんの見舞いのついでにこちらにも寄ると連絡があった。 もてなしを頼む」 甲田の大叔母って、義母が気をすり減らさんばかりに気を使っていた人だ。 淡いピンクの気分など、どこかに吹っ飛んでしまった。
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