《3149話》人間界 2016.10.26 水曜日 AM6:00

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《3149話》人間界 2016.10.26 水曜日 AM6:00

2016年10月26日 水曜日 6:00:00 6:00:01 6:00:02 『うわーーー!なんだ、夢か、、、。』 目が覚めると、そこはいつもの自分の部屋だった。 ただ1ついつもと違うとこ、それは夢の内容を事細かく全部覚えていたという事だった。 それにあの絶対忘れない痛み、斬られた感覚、その全てを鮮明に覚えていた。 …オレあの時斬られて、、、。 …あの時左みたらあの時、、、。 思い出したら寝てはいられなく、トイレに駆け込んだ。 『ウェーー。 なんだよ朝からゲロかよ。 夢みてゲロとか全く子供じゃねーんだから、、、。』 あまりにもリアル過ぎて、夢が原因で吐くなんて初めての体験だった。 『それにしても、シンにカズキ、リン、って、、、。』 その3人の名前に身に覚えがあった。 シン、カズキ、リンと異世界であの4人が呼び合っていた名前だ。 もう1人カズキにダメ出しされていた、あのミキって子の名前に心当たりは無かった。 しかしカズキとリンの名前に心当たりはあったが、そんな事ある訳ないと、絶対そんなの偶然だとそう思い込み、オレは制服に袖を通し焼いたトーストを口にくわえ、学校に向かっていた。 オレは私立の高校に通う高校2年生 名前はジュン! 普通の高校2年生だ。image=504776891.jpg
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