特撮編

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第一話:ピンク水商売を辞める 「何だ?前にイケメンとしか飲まないって言ってなかったかピンク。それに酒はbarじゃないと酒じゃないとか。何で居酒屋なんだよ」 「やっと来たわね、黄色のくせに生意気なのよ!何であんた所帯持ってるのよ!デブ中年!」  かなり酔いが回った様子のピンクは、イエローがカウンター席の横に座るなり絡み始めた。 「お銚子付けて!!聞いてよ~アタシ彼氏に水商売止める様に言われたの」 「おいちょっと待て!そもそもレッドとはどうなったんだよ!水商売やってたのかよ!」 「レッドとはずっと前に終わってるわよ!それで辞めたくないから彼氏と別ようとしたら………」 「さっきから全然聞きたくない情報ばっかりだよ!もう家に帰してくれよ!嫁と子どもが待ってるんだよ!」 「アンタなんで愚痴聞くしかないデブなんだから付き合いなさいよ!それで彼氏なんだけど結婚しようって」 「良かったじゃねぇか、お前も人妻かおめでとうさん」 「嫌よ!結婚なんてするワケないじゃない!!世界中のイケメンがアタシを待ってるのよ!!」 「お客さんマスクのままどうやって飲んだり食べたりしてるんです?もう閉店なんでよろしいでしょうか?」  この後、何だかんだで結婚する事になり水商売の足を洗ったピンクだったが、結婚をドタキャンされ長い御一人様生活が始まる事をピンクはまだ知らない…………。
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