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第5話:怪人たちの宴
公園のドーム型の遊具の中で、怪人と下っ端が一人隠れ住んでいた。
「モメルンジャーガチで揉めてるらしいですよ。デスマックス様」
「マジで!でもあいつ等に一回負けてるからなぁ~。勝手に自滅してくれないかなぁ」
「何言ってるんですか!デスマックス様最後に”必ず私は甦る”って言ってたじゃありませんか!今がその時ですよ!」
「でも、今資金がなぁ。それにうちの怪人お前しか居なくなったし、新規に雇うのも結構大変なんだよ」
「ですよね、だからまぁこうして資金を集めてる訳なんですけど」
「もう首が痛いよ。もう嫌だよ。自販機の下の小銭探すの。この前覗いてる時、痴漢と間違われて補導されそうになったし」
「仕方ないじゃないですかバイトクビになったんですよ!それもデスマックス様が回転寿司のバイトの途中でサーモン勝手に食べ尽くしちゃった所為ですから!」
「美味かったよサーモン、サーモンになりたいくらい」
「感想なんて聞いてませんよ!!午後の自販機探し行きますよ!!」
「や~だぁ~!!」
悪の恐怖はすぐそこまで迫っている……………のかも知れない。
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