0人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ、え、じゃあ紅茶で……」
僕は急な質問に反応して答えた。そもそも雑貨屋でその質問はどうなんだろう……
しばらくして、僕は少女とテーブル席で向かい合って座っていた。テーブルには紅茶が注がれたカップが2つ置いてある。
「先程はごめんなさい。あなたがこの店に来た一番目のお客さんで、緊張してしまったのです。」
「は、はあ……」
僕は少女の謝罪に、曖昧な反応をするしかなかった。だんだん不安になってきたぞ。とりあえず紅茶を飲む。
すると、少女は立ち上がり、今度は自信満々に話始めた。
「私の名前はカンナ!!魔女見習いです!!まだ半人前ですが、特技は魔法です!!」
ぶフッ……
危ない、紅茶をこぼすところだった。魔女って、本気で言っているのだろうか?
カンナという少女は話を続けた。
「ですから、あなたのお悩みも魔法で出来る範囲は解決します!お悩み事はございますか?」
最初のコメントを投稿しよう!