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ルケルケ・7・トーはマウスを操作する手をとめてニヤリと笑い、振り返る。
「ねぇねぇ、先輩、ぼくのアップしたポエムにレビューもらいましたよ!」
ログインしているのは、エブリスタだった。
ガニガニ・9・ボーテはぐるりと180度首を回転させると、うれしそうにニコニコ笑顔を見せる後輩宇宙人を無表情に見る。
「前々から気になっていたのだが、それはほんとうに地球人調査の役に立っているのか?」
「もちろんですよ!」
輝く太陽のごとく、一片の疑いもない口調で、ルケルケ・7・トーは胸を張った。
「そうか……ならばよいのだが」
楽しんでいるようにしか見えないところが腑に落ちないが、自信をもって断言されると、引き下がるしかなかった。
実際、地球へ派遣されてきたのは、後輩のルケルケ・7・トーが5年も早かったため、地球と地球人のことはついてはガニガニ・9・ボーテよりも詳しいはずであり、そこは先輩といえども素直に認める部分だった。
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