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関薮・英shift 「はい、ありがとうございます」 俺と会長は早速許可をもらい、放送室に入れてもらった 「手探りで覚えろって無茶振りすぎるっての…」 今日は放送部も担当教員もいないから勝手にやれって、大丈夫かこの学校…… 「そう言うな。始まったばかりで先生たちも忙しいんだろ」 「それもそうですね。それじゃ早速いじらせていただきますか」 と言っても結構、指示書きされてる付箋が付いてたり操作法が書いてたりと教える人が居なくても分かりやすく覚えれそうだ 「そいや、会長って進学ですか?」 俺は機械をいじりながらそれを黙って見てる先輩に話を振った 黙って見てるって飽きてくるしせっかくの機会だからな 「ん?急にどうしたんだい?」 「いえ、前に会長たちってどっちだろうなーって3人で言ってたの思い出して」 「…….まだ迷ってるよ。大雪さんは進学らしいけどね」 「迷ってるって意外ですね、会長は成績優秀で生徒会長やってるのに」 「確かに履歴書には箔が付いてるね。でも、正直これといってやりたいことがなくてさ」 「そうなんですか?イメージと違って内心すげえ驚いてますわ」 「表に出してくれてないのは助かるよ。それに俺はそんなしっかりなんてしてないよ」 「生徒会での姿を見てたらそんなことないと思いますけどね」 「ああいう中でトップがしっかりしてないのは問題あるだろ?だからしっかりは出来てるけど、みんなの力を借りて出来てるもんさ」 「謙遜しすぎですって」 「してないしてない」 「よっし、今度放送部のやつに確認すれば問題なしです」 「それじゃ戻るか」 「うっす」 俺と会長はちゃんと鍵を閉めたことを確認して放送室を後にする 「俺でも良ければ相談してくださいね、飯でも食いながら聞きますよ」 「ありがとう、頼れる後輩をもって心強いよ。でもそれは関薮くんもそうだからな?」 「…りょーかいです」 ……この会長には敵いそうにない そう思ったが声にはせず生徒会室へと戻った
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