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関薮・大雪・蔦葉shift
「それじゃ教室よりもう少し覚えるのに時間がかかりそうなとこにしますか」
俺たちは一通り見ることにし、廊下を歩きながらどうするか話していた
「んー、それじゃ職員室とか?」
「流石に入れねえだろ?荒らしの危険もある」
「そっか~…。じゃあ放送室!」
「それなら良いかもな」
「でしょでしょ~」
「職員室も先生についてもらえたら大丈夫じゃないかな~」
「そうですね!蘭丸、この案ならどーだ!」
「いや、なんで天が威張るんだよ……。明日にでもお願いしてみましょうか副会長」
「そうだね。やっぱ校長先生の許可を取らないとだもんね」
「もう、なんで校長は今日来てないんだよ」
「そりゃ他にやることあっからだろうが。学校での仕事は最悪家でも出来るからな」
「そんなもんなのかね~」
「そんなもんだよ。あとは食堂や体育館、更衣室もですね」
「でも、普通の宝探しじゃつまらないよね~」
「確かに高校生にもなってやるのって思う人居るかもですね」
「一捻りほしいってことか……。そこまでは考えてなかったわ」
「きっと全員で考えたら良い案出るよ~、ねー天ちゃん?」
「そうですね!三人寄れば文殊の知恵、じゃあ五人も寄れば無限の知恵!ってね」
「なんじゃそりゃ」
「あんたへの精一杯のフォローですー!」
「さようでございますか、ありがとうございますー」
「なにその棒読み感ある言い方!もう少し素直になりなさい!!」
「生憎、生まれた頃から根性からなにから捻くれてますんで手遅れでーす」
なんだとー!?と怒る天とそれを流す俺を見て笑う副会長…今日も日常は平常運行だ
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