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Uno side
...さっきからなんか歩きにくいと思ったら、こいつだ。
宇「にっs「隆弘!」
もう...。この呼び方ほんと恥ずかしいのに。。。
宇「たか。ちょっと、はな「たか ...?」
やべっ。『隆弘』ってフルで呼ぶの恥ずかしいからなるべく短く呼んでみたのに...
西「あのさ、実彩子。隆弘もいいけど『たか』って言う方が俺的には結構、その...」
やっぱまずかったかー汗
宇「ごめんね!その、『隆弘』って呼ぶの恥ずかしかったから、なるべく短くいってみたんだけど、その、嫌だったらもうやめるk「そうじゃなくて!」
宇「へっ?」
西「嫌じゃなくてその...そうやって呼んでくれるのって何か意外だったから、びっくりしちゃって...。でもね、実彩子。嫌じゃなくて、嬉しかった」ニコッ
///その笑顔は反則だよ。
宇「///ふふっ。なら良かった。反応ないから怒っちゃったのかと思って、少し焦っちゃった」
西「俺が実彩子に怒るわけないだろ?」
宇「ふふっ。ありがと」
西「じゃあさ、実彩子が俺のこと『たか』って呼ぶなら俺も実彩子のこと...」
宇「私のこと?」
西「みさ」
宇「//////急に呼ばないでよ」
西「照れてるみさも可愛いー」
ギュッー
ぐふっ
西「なに、ぐふって笑」
宇「だって、いきなり抱きついてくるからー」
西「ふふふっ」
宇「ねえ、たか?」
西「ん?」
宇「みさってさ、私たちの時だけでしょ?」
西「そうだけど...何で?」
宇「ううん。ただ、気になっただけー」
本当は嘘。隆弘はモテるから、私だけが思ってるんじゃないかって時々不安になる。
だから、私がこの人の彼女なんだってそう思えるように少しでも安心できることが欲しくて。
西「みさ?俺は、みさだけだからね?今までも。これからも。ずーっと」
宇「うん。ありがと」
西「じゃあ、いこっか?」
宇「うん...たか?」
西「みさが俺の傍から離れないように」
あなたはそう言って私の手を優しく包み込んでくれる。こんな何にもない日々が『思い出』
に変わるまでに、そう長くはなかった。運命の歯車は動き始めていたんだ。
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