2821人が本棚に入れています
本棚に追加
宣言通り、真祝は、好きな男の掌で、指先で、何度も達かされた。
「あっ……、ね、ふみ……、お願……いだから……っ 」
それなのに、未だ二海人の手に掴まれた部分は、だらしなく蜜を溢しながら恥ずかしく反り返っている。
身体が燃えるように熱く、苦しい。 頭の中が朦朧として、思考がまともに働かない。
満たされない理由は分かっている、幾ら懇願しても、二海人がナカにくれないのだ。
表面ばかりの快感は中途半端で、火照りはちっとも収まらない。
「ふみ……と、ふみ…… 」
助けて欲しくて名前を呼べば、真祝を擦り上げながら、宥めるようにキスをし、舌を絡めてくる。
浅い呼吸を飲み込まれて、また頂点が近付いてくるのを感じた。
「やだ……っ、ど……して? 」
また、手だけで達かされそうになって、泣きそうになる。
すると、それを熱っぽく見下ろした二海人が、身体を下にずらして真祝の膝頭を掴み、大きく押し開いた。
最初のコメントを投稿しよう!