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私は17歳~20くらいまでの数年間、バンド活動をしてました。
ベースを担当(下手でした)。髪の色はアッシュファイアー。サングラスをして、わざとダメージをつけたジーパン、さらにクロムハーツ(安価な偽物)をつけ……今じゃ考えられません(;・∀・)
※現在着ているのは、ユニクロで買った ポテトヘッド(トイストーリー) のTシャツです(・ω・)
それは置いといて……バンド活動はお金が必要。
楽器とそれにかかる整備費用(弦とか、すぐに切れるんですよ)・周辺機器(エフェクターやチューニング機械など)・練習スタジオ代(そこそこなお値段)などなど。
学生だった私は、バンド活動費と遊ぶ金欲しさに(犯罪者みたいな理由だな……)バイトを幾つか掛け持ちしていました。
そのうちの一つ。有名ハンバーガー店でバイトしていた時のお話し。
ライブが近くて夜中もベースの個人練習。さらに他のバイトや、友達との約束も重なり、ハンバーガー店のバイトへ2日徹夜の状態で逝きました(誤字ではないよ)
3時間だけだったので、接客してればすぐ終わるだろうと思っていたのですが、その日は何故か客が来ない。お蔭で何度か意識が飛んでました。
そんな中、不意に常連のオジサンが現れました。
「兄ちゃん、いつもの!」
いつものとは、〇〇チーズバーガー。作り置きはしないので、私はすぐに作り始めます。
パンズ(パン)とパテ(ハンバーグ)を鉄板の上に乗せ焼きます。焼けたらパンにソースを塗ってパテ・野菜などをのせて行くのですが……眠さにより混乱(メダパニ)してました(;・∀・)
パンにチーズをのせただけで、そのまま袋に包んでオジサンに渡したのです(;'∀')
オジサンはすぐに食べようとして包み紙を開き一言。
「なんじゃこりゃ!?」
そして鉄板の上には、行くあてを失ったパテ(ハンバーグ)が焦げ始めていた。
その後、おっさん爆笑。私も爆笑。店長だけ慌ててる( ゚Д゚)
そして店長は怒らず「今日はもう帰りな」と苦笑いで言いました('ω')ノ
オジサンが良い人で、クレームにならなくて良かったと今更思います('ω')
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