奇妙な店

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★☆★☆★☆ 「・・・・ねえ、大地。どうして彼にあのパイをだしたの?」 隅の席に座っていた少女、雪乃がキッチンで片けをしている店長---大地に話しかける。 「なんだよ。唐突に」 そっけない大地にふっくらと頬を膨らます雪乃に彼はは手を拭き、彼女のそばへ近づいて頭をなでながら続けた。 「あの少年が俺と似てると思ったからだよ。予想どおりあのパイを美味しいと言っていたからな」 「私だって美味しかったよ?あの人肉のパイ」 「はいはい。わかってるよ」 大地は小さな子供をほめるように彼女をなでる。 「さてさて、彼はパイの秘密を知ってどうするかな。俺たちの仲間になるか、それともパイの材料になるか」 「楽しみだね!」 二人は見つめあい、微笑みあった。 終わり
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