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花さんは女性らしい柔らかい笑顔を見せた。
「どうやらヒフミくん血が苦手じゃなさそうね。
もしマネージャーさんの言ったことが本当なら
かわいいなって思ったのに。
ヒフミくん何でも完璧すぎるから。
そろそろ血止まった?」
花さんはそう言って、
新しいガーゼを当ててくれた。
そして岩倉が戻ってきた。
「すみません見つからなかったです。」
「ヒフミくん不運だね。」
「花さん大丈夫ですよ。釘でなんとかします。」
「なんとかなる?
すぐに病院で診てもらってね。
傷深そうだから。」
「はい。」
花さんはガーゼをテープで丁寧に貼ってくれた。
「これで大丈夫かな?
じゃあね。
お疲れ様~!」
「花さん、どうも。」
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