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俺とみきちゃんはドリームビューランドの入口まで来た。
「俺がチケット買ってくるからここで待ってて。」
「フミ~よろしくね~。」
みきちゃんは笑顔で手を振った。
チケット売り場の窓口へ行くと綺麗なお姉さんが座っていた。
「大人2枚。」
手錠をはめた俺の手を見て、
窓口のお姉さんは驚いた表情をした。
おつりの小銭を財布にうまく入れられず、
下に落としてしまった。
それを拾っていると、
窓口のお姉さんが出てきて拾ってくれた。
「ちょっとトラブルではずれなくなっちゃったもんで・・・」
彼女は俺の手をつかんだ。
「逃亡犯、私が逮捕します!!」
「そんな悪い奴に見えます?」
俺は動揺しながら答えた。
すると彼女はクスクス笑いだした。
「どっからどう見ても悪そうなヤクザに見えます。
なんてね~
俳優のヒフミさんでしょ?
ちょっとからかっってみました。」
「なんだー驚いたよ。」
彼女はすごく楽しそうに笑っている。
「はずれないの?」
「はずれない。」
「おもしろ過ぎて笑い止らないわ~!」
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