天使からの贈り物

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「女の子はおしゃべりだから 心配だな。 このことは誰にも言わないでくれる?」 「いいですよ。その代わりヒフミさん、 サインください!めっちゃファンなんです! もう夢のようで・・・」 「夢か これが夢ならいいんだが・・・」 「ダメです。夢だったら惜しくて泣いちゃいますよ。」 「わかった。サインするから今夜の出来事はナイショね!」 チケットを持ってみきちゃんのところへ行くと、 みきちゃんはすねた顔をしていた。 「フミは美人に弱いんだね。 なんか楽しそうで~~~。」 「見てた?仕方ないじゃん。 俺の大事なファンだから。」 「もしもフミが美人の私に惚れたらどうする?」 「みきちゃんは妹だし。 好きになるわけないじゃん。」 今日のみきちゃんの大人っぽさには、 内心ドキドキしているが・・・ 「なんかテンションがあがってきた~! フミ、ジェットコースター乗ろう!」 「いいよ。」 みきちゃんは子どものようにはしゃいだ。
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