弱点だらけな俳優物語・後編

天使からの贈り物

ジェットコースターに乗ると、

みきちゃんは絶叫していた。

「みきちゃん楽しかったね。」

「ちょっとベンチに座る。」

みきちゃんと俺はベンチに座った。

テンション低めのみきちゃん・・・どうした？

「怖かった？」

と尋ねた。

「じつは私ジェットコースター苦手で・・・」

「そうなの？俺も苦手かも。

まだグルグル回ってる気がしてまっすぐ歩けない。

しばらくゆっくりしよう。」

俺の携帯電話が鳴った。

掛けてきた相手はみきちゃんだ。

みきちゃんは隣に居るのにどういうことだ？

とりあえず電話に出た。