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ミライ「マナ!?」
ミライの焦った声が聞こえる。
ああ、今は体育の時間だっけ。
マナ「ん?」
ミライ「いや、ん?じゃなくて・・・!どこにいこうとしてるの!!」
そういわれて目の前を見ると道路がある。
何故?
ミライ「いきなり校門のほうに行くからびっくりしたよ。大丈夫?」
マナ「・・・ハ?」
小声で話す声が聞こえる。
モカ「マナ!大丈夫?」
いつの間に名前呼びになったけどそのことは触れないでおこう。
マナ「・・・うん。大丈夫。」
ミライは先に教室に戻ってしまったようだ。
私をおいて。
・・・なんかおかしい気がするけどまあいいや。
モカが突然はねた。
いや、モカの“体”がはねたのか。
マナ「どうしたの?」
汗だくになっているもかを見て聞いてみた。
モカは青ざめた顔をこっちにむけて、ふるえながら
モカ「何か・・・。嫌な予感がする。」
マナ「嫌な・・・予感?」
モカ「うん。」
マナ「それって・・・?」
?「ぐぎゃああああああああ!!!」
私が言い終わらないうちに悲鳴が聞こえた。
校舎のほうからだ。
虫でも出たのだろうか。
それにしては違う気がする。
何か、残酷な感じ。
マナ「行ってみよう。」
モカ「うん。」
廊下は走ってはいけないとか言われているけど、今は注意する人もいない。
とにかく急いで教室にむかう。
他のクラスはやけに静かだ。
だからといって飛び込むことは不可能だ。
クラスの前についた。
何か声が聞こえる。
一見したところ、にぎやかだ。
先ほどの声が嘘のように。
うちのクラス特有の明るい声。
心配して損した。
私は思わず笑顔になってしまった。
気のせいだったんだ。
ドアを開ける。
ほら、みんなが迎えてくれる・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーえ?ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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