2人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
水の音が聞こえる。
目を開けようとしてもあかない。
体も動かない。
何でそうなっているかは謎だ。
色々考えていると、何か声が聞こえた。
女性のような、小さな子供のような声。
何を言っているかわからなくて耳を澄ます。
もう少し・・・
もう少しで聞き取れる・・・
目が覚めた。
悪夢を見ていたわけではないのに、服は汗でびっしょりだった。
マナ「・・・なんだったんだろう。」
懐かしいような、淋しいような。
私はなんとなく時計に目をむけた。
針は八時を指していた。
マナ「やばっ!遅刻じゃん!!」
私は汗でびっしょりだった服を脱ぎ、お気に入りの制服に着替えた。
まだ私は知らなかったのだ。
これから訪れる悪夢を。
最初のコメントを投稿しよう!