第一章

2/2
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
水の音が聞こえる。 目を開けようとしてもあかない。 体も動かない。 何でそうなっているかは謎だ。 色々考えていると、何か声が聞こえた。 女性のような、小さな子供のような声。 何を言っているかわからなくて耳を澄ます。 もう少し・・・ もう少しで聞き取れる・・・ 目が覚めた。 悪夢を見ていたわけではないのに、服は汗でびっしょりだった。 マナ「・・・なんだったんだろう。」 懐かしいような、淋しいような。 私はなんとなく時計に目をむけた。 針は八時を指していた。 マナ「やばっ!遅刻じゃん!!」 私は汗でびっしょりだった服を脱ぎ、お気に入りの制服に着替えた。 まだ私は知らなかったのだ。 これから訪れる悪夢を。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!