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見慣れた道を全速力で走る。
近所の人とあいさつする暇なんてない。
学校につき教室の前に行くと、騒がしかった。
先生がいない証拠だ。
私は勢いよくドアを開け、言った。
マナ「セーフ!!」
?「アウトだよ。」
気づいた時には遅かった。
落とされた本は私のもとに降ってきた。
先生・・・
先生「また遅刻か?まったく・・・しっかりしろよ。」
黒先生。
通称ブラックは自称外人の先生で、面倒見がいい人。(だと思う)
トボトボと歩き、席につくと後ろからふわふわした声がふってきた。
?「おつかれさま~。ちゃんと起きなよ~?」
私は笑顔で振り向く。
マナ「うん。わかったよ。ミライ。」
私の後ろの席のミライは私の大親友で、いつも一緒にいる。
そして、
?「お疲れさま。」
私に声をかけてきたのは隣の席のトウリ君。
イケメンでみんなの注目の的。
?「こら!そこ。しゃべらないで。」
そうやって私に注意をしてきたのは、クラス委員長のモモちゃん。
いつもはほのぼのしてるんだけど、チョークをもつと人格が変わるとか。
変わった後は結構きびしい・・・
それより私は、ある人物が気になっていた。
教室の後ろ、一番はじっこ。
窓ぎわの女の子。
もちろん入学当時からいたんだけど、不思議な感じの子。
話したことはあって、ミライと同じようにふわふわしてる子なんだけど・・・
人をよせつけないような雰囲気が周りをおおっている。
ぼーっとしてるといったほうがいいのかもしれないが、何かが違うのだ。
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