第三章

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キーンコーンと音が響く。 今日の授業と帰りの会が終わったしるしだ。 支度をしてクラスメイトに挨拶をする。 ミライは委員会でここにはいない。 帰るのは一人になりそうだ。 トボトボと通学路を歩く。 昼は人通りが多い場所でも夕方になれば魔法のように人が消えてしまう。 そんな道を歩いて、家に着く。 お風呂、ごはん、明日の支度。 今日の行動は大体終わり。 あとは出来事を日記に書き込むだけ。 そういえばサイコロをふるのを忘れていた。 二つのサイコロをふることによって、明日のナンバーが分かる ふってみる。 サイコロは1と6をしめした。 あわせれば「7」になる。 7は幸せな数字といわれている。 でもある説では・・・。 なんだっけ。 どういう意味があるっけ。 わからない。 そんな事を考えていると、外が光った。 窓のほうにむかって歩くと、だんだんと光は型をつくっていった。 窓を開けるとあら不思議。 妖精がいる。 ?「・・・んっ・・・。」 言葉を発した。 マナ「ひっ・・・。」 私は後ずさりする。 ?「いててて・・・。ん?」 飛んで近づいてくる。 これ絶対妖精だ!! ?「このにおい・・・。まさか!!」 めっちゃ近づいてくる。 襲われると思って目をつぶる。 しかし、いくらまってもこない。 後ろを見てみると、私のお気に入りのスノーボールクッキーにとびついてる妖精がいた。
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