~序章~ 淫らな宴

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外は猛吹雪で窓の淵がカタカタと音を鳴らす中、私はご主人様と一ヶ月に一度の逢瀬を楽しみにしていた。 「ヘンリー、いい子にしていたかい?」 紺碧の瞳、漆黒で艶のある髪、そして柔らかい笑み、すべてに惹かれてしまう。 「はい。ご主人様。いまかいまかとお待ちしておりました」 「そう。じゃあ準備万端だね」 「…はい」 恥ずかしげに俯く私の頬に触れ、強引に口づけを交わすご主人様。半ば無理矢理の行為だが、一ヶ月もお預けをくらったのだ。私の心も体も一気に熱を上げてしまう。 「んっ…」 ご主人様の舌が私の咥内を侵していく。私も自分の舌を出して、彼の舌に遠慮がちに絡める。咥内を侵す卑猥な水音が情事の火種を起こす。 「んっ…ふ…」 一度咥内から舌を離されると名残惜しそうに2人の舌からは銀の糸が繋がる。ご主人様は間髪入れずに私のワイシャツのボタンを1つ1つ外していく。 「もう、消えてしまったね」 「あっ…」 情事を交わす度、彼は私の鎖骨に赤い痣、つまり所有者の証をつけるのだ。そして今宵もご主人様は私の鎖骨に口づけを落とすのだ。 「でもっ…いつも付けてくださるから、もったいなくらい嬉しいのですよっ…」 「そう」 一瞬冷めたような目で見られた気がしたが、これからの行為が楽しみで、気にしていられなかった。 その後、彼は私の乳房の中心にある突起を口に含む。巧みなその愛撫に私の体は、出来上がってしまうのだ。 「あっ…んっ…ふぁ…」 「相変わらず感じるんだ。ヘンリーって本当どこもかしこも敏感なんだね」 「貴方が触れるとっ…ん、どこもかしこも、敏感になってしまうのですよっ…あっ」 浅ましくもズボンの中に押し込められている男性のシンボルが張り詰めている。その姿に、ご主人様は冷笑を浮かべる。 「淫乱」 かぁっと顔が赤くなる。 「その様子だと、ズボンの中はすでにぐちょぐちょだよね?」 「いやっ…恥ずかしいです」 ズボンごしに私の浅ましいそれに触れる。 「どうなっているか口で説明しないと、ズボンの中で漏らすことになるけどいいのかな?」 意地悪な言葉で、私を追い詰めるご主人様。醜態を晒すのは避けたいが、ズボンの中で達するのは悲しい。 「わ、私の…」
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