第1章

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勿論、そうなっていた場合の可能性は千変万化、神のみぞ知るだが、アメリカには輸出先が必要だったから、貿易は拡大し植民地解放戦争も少なかったと思うし、共産革命の幻想も無かったかも知れない。 この後は、ベトナム戦争に負け、イラク戦争には勝ったけど、ゲリラには大苦戦中だ。 あの朝鮮戦争の原爆投下の決意は、フィリピンを独立させたアメリカの意思=植民地解放を徹底させる可能性もあったのだ。 そしたら、ベトナム戦争も変わっていたから、アメリカの参戦も無かったと思う。 国際世論かソ連の軍事力への恐怖かは判らないが、アメリカが臆病だという意味が理解出来ただろうか? キューバ危機のケネディの決断は勇気があった。 あの勇気が、朝鮮戦争の時に有ればと今も残念に思う。 臆病なアメリカは、結局北朝鮮を核保有国として認めると思うが、ではその後はどうなる? 先に書いたような形になると思うが、その後は? 北朝鮮と中国は、紛争の目を残しながら、両立する事になるし、お互いに無理な体制を維持する為に、かなりな労力と維持費が必要になるだろう。 この両国は、国際的な法や組織からはみ出す傾向は変わらないだろうから、いわば無法者同盟。 世界の経済は、良くて現状維持の時代に移行するだろうから、ブロック経済化が進む可能性がある。 臆病で自己中な人間の考える事で、都市伝説めく事が1つある。 それは、一握りの金持ちの為の世界を作る事。 ロボット技術が進歩したら、人間の仕事はどんどん失われる。 人間が出来る限られた仕事は少なくなるのだから、仕事の無い人間は増えるだろうし、その少ない仕事に殺到するのだから、当然賃金は安くなり、金持ちとそれ以外の差は当然ながら拡大するだろし、金持ちの間でも何等かの階級を作るかも知れない。 パナマ文書を始めとして、タックスヘイブン各地の秘密文書が暴露されたが、この仕組みの根本を作った人間が居り、暴露はされなくても弱味を握られた人も多数居るはずで、これがアメリカの支配層の罠だとしたら…… 北朝鮮の核爆弾とミサイルは、相対的にアメリカの地位を侵食する。 臆病なアメリカは、最後は金融支配に走ると思うのだが、それはアメリカ国民の為ではなく、支配層の為の方法だという事だ。
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