第1秒

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はい産まれました僕。 とりあえず5歳くらいまでは特に面白いこともなかったし僕の記憶もほとんどないから5歳になるまで飛ばします! ~5年後 急ではあるが僕が5歳の誕生日を迎えた日、お父さんが居なくなった 居なくなったといっても死んじゃった訳ではない ほんとにいなくなってしまったのだ 僕も5歳にもなるとある程度自分の意思はある お父さんがいなくなった次の日僕はお母さんに聞いた その日はお父さんがいなかったけどお母さんはいつもと同じように朝ごはんの準備をしていた 「ママー?」 「んー?どうしたのユキヤ?」 「パパはどこにいったのー?おかいものー?」 「…パパかぁ。パパはね?」 お母さんは朝ごはんを作りながら答えていた 包丁のトンットンットンッという音が聞こえてる 「パパは…お仕事!お仕事にいったの。ただちょっとだけ遠いところで、ちょっとだけ大変なお仕事だから帰ってくるのはちょっとだけ遅くなっちゃうんだぁ」 このときの僕は素直にお母さんの言葉を信じていた お父さんは大変なお仕事だから遠くだから帰ってくるのは遅いけどお仕事が終わったらお母さんと僕のところにかえってくるって信じていた そしてまだ5歳の僕にはお母さんの声が震えていたことに全く気がついていなかった 「そうなんだぁー!いつ帰ってくるのー?あしたぁ?」 「ふふっ明日かなぁ?ユキヤがいい子にしてたら早く帰ってくるかもしれないね!」 「わかったぁ!パパがはやく帰ってくるようにいい子にしてまってる!」 「ママもパパが早く帰ってくるようにユキヤと一緒にいい子にしてまってるね!」 「一緒にいい子にしてるー!」
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