第1秒

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僕はお父さんが早く帰ってくるようにお母さんのお手伝いをしたりしながらお父さんが帰ってくるのを待った だけどお父さんはいつまで待っても帰ってはこなかった ~3年後 お父さんを待ちつづけてから3年が経った。 僕は8歳になった お母さんにお父さんがいつ帰ってくるのかあまり聞かなくなった 居なくなってから3年間、お母さんにいつ帰ってくるのか何回も何回も聞いた お母さんはそのたびに何回も何回も「もうすぐ帰ってくるよ」と笑顔でいっていた でも僕はその笑顔はいつも僕に見せている笑顔とは違うことに気がついた お父さんの話をするときはいつも笑顔で話をしてくれた だけどその笑顔はとっても悲しい笑顔に僕には見えた 僕はお母さんに悲しい笑顔になってほしくないからお父さんの話を僕からしないようにしていた 「ユキヤー?今日はユキヤの8歳の誕生日だから夜ご飯はユキヤの好きなものにしてあげる!なに食べたいー?」 「んーとねー。シチューがいいー!」 「シチューでいいの?ステーキとかでもいいのよ?」 「お母さんのシチュー好きだからシチューがいい!」 「わかった!シチューね!あ、あと8歳になったから今日はユキヤの魔力と属性しらべてみよーか!」 「ほんと!?楽しみー!」 我ながらほんとに素直な単純だとおもう
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