2016.09.29

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『死亡が確認されました』 その言葉を聞いた途端、 崩れ落ちた母親 僕はそれを支えたけど、 僕も相当なショックを受けてたから 過呼吸を起こして 倒れそうになって 誰かに支えてもらってないと歩けないし 手を握ってないと右手で左手を ひたすらかくらしい…… でも……なんとか戻って来た時 母親も姉も僕のそばにいてくれた…… その時の泣いている母親を見て 僕は『今日母親の誕生日なんだけどな……』 と思った…… でも…… それを伝えることが出来なかった…… 僕は声が出なくなっていた…… 母親には心配させまいと 『声を出すのが億劫なだけだから』 と言っておいた…… どうしよう…… 早く声を出さないと 母親を安心させてあげないと…… 祖母が亡くなった今 誰が……母親を安心させてあげるんだ 僕だろ…… 僕が……安心させてあげないと……
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