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『死亡が確認されました』
その言葉を聞いた途端、
崩れ落ちた母親
僕はそれを支えたけど、
僕も相当なショックを受けてたから
過呼吸を起こして
倒れそうになって
誰かに支えてもらってないと歩けないし
手を握ってないと右手で左手を
ひたすらかくらしい……
でも……なんとか戻って来た時
母親も姉も僕のそばにいてくれた……
その時の泣いている母親を見て
僕は『今日母親の誕生日なんだけどな……』
と思った……
でも……
それを伝えることが出来なかった……
僕は声が出なくなっていた……
母親には心配させまいと
『声を出すのが億劫なだけだから』
と言っておいた……
どうしよう……
早く声を出さないと
母親を安心させてあげないと……
祖母が亡くなった今
誰が……母親を安心させてあげるんだ
僕だろ……
僕が……安心させてあげないと……
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