0人が本棚に入れています
本棚に追加
奇妙な居酒屋
その奇妙な店は、老夫婦がやっている居酒屋の話。
その居酒屋は、やっているのかやっていないのか分からないぐらいボロボロで、人通りも少ない。
だから、よく見て行かないと毎回通り過ぎるぐらい分かりにくい店。
中は狭く、カウンター席が7席だけ。
頑張って詰めても8席しかないのだ。
そして、口の悪い大将は人の顔を見てわ…。
「あぁん?何で来た?早く、帰れ。」
…と、初めての人でもお構いなしに言う。
私も、いっつも言われるんだよね。
だから、大将はよく人をイラつかせる。
それを見ていた妻は…。
「また、アンタは!客を帰らせてどうするんだぃ!」
…と、優しい顔つきから鬼の形相に変わってゆく。
この二人は、いつもココから始まる。
ココに来る人達も何故か喧嘩っ早い人が多くて、たまに警察沙汰にもなるんだよね。
最初のコメントを投稿しよう!