2* 転入生

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ぴょんタはちょっと怖いくせに、眼鏡レンズの向こうの走の流し目が、綺麗だと感じてしまって、少しどきんとした。 「あ、あのね! なんか、ごめんね。 僕が走くんの名前言ったから・・・、 僕の面倒なんかみることになっちゃって・・・・。」 言いながら申し訳なくなってきて、ぴょんタは顔を真っ赤にして俯いた。 「ふん・・・。 乗りかかった舟だ。仕方ないだろ?」 「ご・・・、ごめ・・・。」 ぴょんタはなんだか、情けなくて涙が出そうになってきた。 その様子に気付いて走が立ち止まって振り返る。 「~~~~っ。 も、そういう顔すんな。 オレが君に自分の名前と学年教えた時、君の事、何かあったら力になろうと覚悟してた。 だから、先生達にオレの名前言ったって構わないよ。」 「・・・でも、僕、きっと迷惑ばっかりかける・・・。」 .
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