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「おじやなら、グツグツとかじゃないの?」
「グツグツだと、お鍋やシチューですね」
「じゃあズルズルは?」
「それだとラーメンかお蕎麦です」
「じゃあ……、サラサラは?」
「お茶漬けですね」
「ジュウジュウ」
「焼き肉かお好み焼きです」
「ジュワジュワ」
「天ぷらです」
「ホカホカ」
「焼き芋かパン、あるいはご飯ですね」
「う~~ん、ニュルニュル?」
「……強いて言うなら、オクラか納豆かトロロですけど。それ以前に不味そうです」
「……だよね」
「ウチの屋号、気に入りませんか?」
ムスッとして口を尖らせて、言う千尋。
圭介は少し慌てたように続けた。
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