第一章:消えた手紙―前編―

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し、死体が笑っている? 「…面白いだろう?」 彼女は、笑っていた。 包帯少女と、忘れるような。 「何で?笑っているだ?」刹那は、質問した。 「…すまん…つい、面白くてな。」と、真弓は笑いながら言うた。 「…面白い?人が、殺されているのに…面白いだと…!」 刹那は、怒った。今でも、殴りそうだ。 同級生が、止めたが刹那の怒りは止まらない。 「ふざけんな!!人が、殺されているのに…面白いだと?許せない!!」 すると、彼女は笑い声をした。 「はははは…君達は、面白いよ。特に、刹那…君は、ね。」 真弓は、刹那に指を指した。 「私が、笑い…そして、面白いと言うたのか?分かるかい?」 皆が、考えていると…同級生の一人が、手を上げた。 「〝何か″、わかったから…?」 「正解だ…!何か…それは――刹那の事が、わかったからと言うたら…分かるかな?」 奈緒美が、不安気に言う。「刹那の事が、わかった…?ど言う意味ですか?」 「どうやら…君達は、分からないみたいだね。」 全員が、思った…何を言うているだと― 「と、言うと…。」 蒼空が、言うた。 「私が、言いたいのは……刹那の口調が、違うと言うことと…今の刹那は、刹那ではなく――性格の違う人物と、言うこと…。」 真弓は、冷静に言うた。すると、刹那は拍手をした。「凄いなお前!!…始め見たぜ…!」 「やはり、〝二重人格″だっただな。」 「二重人格…?」 蒼空は、質問をした。 「自分で、考えるだな。もしくは、辞書でも調べることだ。」 「は…はぁー…。」 と蒼空は飽きられた顔していた。 「よく、分かったな!!俺達が、二重人格だて…。」 と、刹那は言うた。 「…君の最初の口調と、今の君の口調…違うと思ってね。」 と、真弓は冷静に言うた。 「口調?」 皆が、不安気に言うた。 「…た、確かに…最初の口調と今の口調、違うような。」と、奈緒美は動揺しながら言うた。 「どうやら、君達も分かってきたみたいだね。」 と、真弓は言うた。 「…で、でも…口調が違うってだけで、何で二重人格って分かったんだ?」と、同級生の男子一人が言うた。 「それは――敬語が無かったからだな。」 と、真弓は腕を組ながら言うた。 「…け、敬語…?」 「ああ…敬語だ。彼(刹那)は、同級生や後輩や先輩に敬語を使っていた。それに、紳士な人物と見受ける…。」
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