第一章:消えた手紙―前編―

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「これは、私の推測だが…犯人は〝完璧で美しい殺人″がしたかったから?」 と、真弓は言うた。 「…え…?」と、真弓以外全員は言うた。「確か、この愛別中学校には体育館の奥に格技場あるみたいだね。」 と、真弓はステージの右隣の扉を見た。 「はい。格技場は、体育館の奥にあります。」 と、蒼空は言うた。 「格技場は、誰が使ってるですか?」 と、真弓は言うた。 「えーと…確か、体育の授業で使っていますし…部活ある日は、剣道部が使っていますね。」 と、同級生の女子が言うた。 「ありがとう。」 と、真弓は珍しいくお礼を言うた。 「いえ…。」と、説明してくれた同級生の女子は言うた。 「…だけど、格技場に何があるのか?」 と、耀太は首をかしげって言うた。 「それは、体育館にある…この死体を調べたからにしましょう。それから、格技場に行きましょう。」 と、真弓は歩き出した。そして、死体の目の間にしゃがんで、手を合わせた。 「それでは、死体を調べましょう。」 と、真弓はゴム手袋をして…死体に触った。 彼女(真弓)は、何分…何時間をかけて調べた。 真弓は、スッーと立ち上がった。 「なるほど…。」 と、真弓は考える仕草を見せた。 「な、何か分かったの?」と、美羽は言うた。 「うーん…」と、卯なり声を上げた。 「どうかしたのか?」と、耀太が心配性に言うた。 「…無いんだよ。」 と、真剣に言うた。 「な…無いって?」 と、奈緒美が聞いた。 「…実は、これは殺人ではなく―――自殺だと思ってね」 「…自殺?」 「ああ、そうだ。これは、完全に自殺だとね…でも、おかしいだ。」 と、真弓はまた死体の目の間にしゃがんだ。 「お、おかしいって…。」と、耀太は言うた。すると、鬼火が死体の方に行った。 「…遺書が、無かったんだよ。」と、鬼火が死体の目の間で真弓の隣にしゃがんだ。 「…い、遺書が…無い?」と、蒼空は言うた。 「鬼火の、言う通り。何処にも、探しても無かったんだよ。遺書は、ね。」 と、真弓は言うた。 すると、鬼火は死体を調べ始めた。 「…おい、真弓。これ。」と、鬼火は死体の顔下にある首に何かあるらしい。 真弓は、鬼火に呼ばれて…立って首を見た。 「…首を、締めた跡ですか…まさかとは、思っていましたが。」と、真弓は 首を見ながら言うた。
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