第一章:消えた手紙―前編―

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「…ど言う意味ですか?」と、奈緒美は不安気に言うた。 「真弓が、言いたいのは……ぎゃくたいを、受けていたと思っていた…と言うわけだ。」と、鬼火は立ち上がって言うた。 「ぎゃくたいですか…?」と、美羽は言うた。 「そうだ。」と、鬼火は頷きながら言うた。 すると、真弓は腕を組ながら立ち上がった。 「…死体に、アザがあった。あのアザは…誰かに、強く叩かれ跡か殴られた跡があった。」と、真弓は言うた。 「叩く跡…殴る跡?ど言うことですか?」 と、蒼空は言うた。 真弓は、蒼空の方に向いた。 真弓は、「はぁー…」とため息をした。 「君達は、それも分からないのか…!? はぁー…すまないが…鬼火、説明を頼む…。」 と、真弓はため息をしながら頭をかかって言うた。 「…わかった。」 と、鬼火は真弓を見て腕を組ながら言うた。 「真弓が、言いたいのは…最初は、殺人と思っていたが自殺の線も出てきたと言う分けだ。ついでに言うとくと……死体は、後頭部の傷がある。」と、鬼火は死体の目の間にしゃがんだ。鬼火は、頭を持ち上げた。「これは、手術をしたのだろう。それと、顔のアザや手のアザなどは…ぎゃくたいと思ってもおかしくはない。あとは…」と、鬼火は死体の口を開けた。 「…口だが、口の中にはかんだ跡がある。これは、何回もやらないと出来ないものだ。」と、鬼火は言うた。 「質問していいですか?」と、蒼空は手を上げて言うた。 「良いぞ…。」と、鬼火は腕を組ながら言うた。 「…後頭部の傷の、ことなんですが…」と、蒼空は言うた。 「なるほど、そ言うことか…」と、鬼火は言うた。 「後頭部の傷は、たぶん…脳の病気で手術をしたのだろう。もしくは、頭に大怪我をおったかだな…。」 と、鬼火は考える仕草を見せた。
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