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虎さんに至っては、一緒に居たお姉様が私の所に来た時から凄まじい顔でこっちを見ながらお酒を煽ってましたよ。
……『私、女です!』って言える状況でもなかったし!
どうすればいいんやぁぁぁぁっ!!!
って感じでしたよ。
どうにかこうにか、ハンター達のお誘いその他諸々を丁寧にお断りしたのが深夜。
そして、現在。
ブラックメリたんに絶賛メンタル削られているところです(・-・ )
いや……今、
レオ・桃嘩・雪嘩・私・メリ
って順番で並びながらコンテスト会場に向かってるのですよ。
もちろん、昨日の衣装で。
ちなみに、私もちゃんと妖精の衣装ですからね!
もうね、メリたんの病みがヤバイ。
病んでないように見せかけてからの病み!みたいな!!
さっきから、ひと夏のアバンチュールの相手を探してる系な若者(男女共に)や、何としてでもこの夏に恋人を捕まえちゃるっ!なガチ勢の若者(こちらも男女共に)に、私が声をかけられると、さりげなく牽制、なおかつハイライトの消えた瞳で微笑まれるのでございますよ。
そんな状況なのに、雪嘩は『メリは虫除けの達人だな!』とかキラキラした目で見つめて推奨してくるじゃん?
レオは屋台の料理をさりげなく私の手に握らせたかと思うと、『今度好きなところに連れてってやるからw』って笑いを堪えた感じで言ってきたし……
我らがエンジェル桃嘩ちゃんは、そもそもヤンデレが分かってない!!
よって、どうにもできひんのですよ。
私は貝になりたいってさ、こういうときに言うのがベストなのかもって思えてきた。
メリはひたすらブラックメリたんじゃん?
会場に着いたら着いたで、胸をペッタンコにしなきゃじゃん?
この状況で、鬱状態にならない方がおかしいよ。
そんな中、呑気にやって来たのは、この頃ウザさに磨きがかかりまくってる我が友、暁氏(笑)
相変わらずのヲタルックとニヤついた顔に、少しばかり癒されたのは否めないよねww
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