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「お婆様に見せてあげたい程よ!
あぁ、そうそう。
エド、四季祭りの間は"エド"じゃなくて、" エレノアちゃん"として過ごしてちょうだいね♪」
「は!?
姿だけでなく、名前まで女にしろって言うのか!?
それもよりによってエレノアとか……お婆様が俺に付けようとした名前じゃないか!!
いじめか!いじめなのか!?」
「いじめじゃないわよ。
でも、そんなに嫌だっていうのなら仕方ないわ。
代わりといってはなんだけど、せっかく綺麗にお化粧したのにすぐ落とすのはもったいないし、ドレスをたくさん着て写真機でたくさん撮影させてもらうわ!
……お婆様達に写真を見せなくてはならないもの(ボソッ」
「ごめんなさい。頼むからやめてください」
それからあれよあれよという間に、服を剥かれてショールにヒラヒラとしたワンピースを着せられて、あまり高くない……といっても俺にとっては普通に高いヒールを履かされて、コンテスト会場で受付を済まされたと思ったら、そのまま置き去りにされるという酷い仕打ちをされた。
信じられるか!?
女装させたと思ったら、コンテスト会場に置き去りだぞ!!
そして、あまりの仕打ちに泣きそうになっていたところ、変な男や女共に追いかけ回される事態に陥って、ようやくコンテストの控え室とやらを見つけたら、レイカとアキラに女装した姿を見られるという悪夢を体験するに至り、俺は今、休憩所の個室に籠城している。
本当に最悪だ。
「……グスッ……帰りたい」
エドモンド said end
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作者お気に入りのエドくん視点は、いかがだったでしょうか?
思っていたよりも長めになってしまって作者もビックリです(笑)
俺様エドくん、実際は不憫エドくんでしたw
これからもエドくんの不憫な日常は続きます(笑)
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