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『えっ！？せ、セバ………ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝｯ！！
え～執事服を着ていらっしゃいますが、レイさんは執事さんなんでしょうか？』
麗「いいえ、この衣装は私の友人のリクエストです」
『なんと！……お友達さんグッジョブです！！(ﾎﾞｿｯ
い、いやぁ～こんな執事さんがいたら絶対イケないことをされてみたくなっちゃいますね～！
ということでレイさん。
観客の皆さんに向けて、私とイケないことを致しませんか的な甘い台詞をどうぞ！！』
……この司会者、私に羞恥プレイをさせたいのか！？そうなのか！？
序盤にちょこ～っと変なテンションで登場した私も悪いと思いますけれどね？
これは予想の斜め上をいった注文ですよ！？
おいこら司会者、泣くぞこのやろー。
麗「……」ﾁﾗｯ
『お願いしま～す！！』
マジでやんなきゃだめ？って感じで司会者を見たけど、すんごいいい笑顔で言われたっていう。
うん、仕方ない。やるしかない。
けどさ、どんなこと言えば良いんだろ？
私、BLゲームはやったことあっても、乙女ゲームはないからムズい………あ。
前、暁氏に強制的にやらされた百合ゲーの男前男装執事の台詞があったぜ！
うん、それにしよう！！
麗「……私の可愛いお嬢様、今宵は私と共にイケナイ遊びを致してみませんか？」ﾆｺｯ
『『『ｷｬｧｧｧｧｧｱ!!!!』』』ﾌﾞｼｬｧｧ
私、頑張った！
でも、頑張った結果がこれ程阿鼻叫喚な地獄絵図になるとは思わへんかったぞ☆
参加者、観客、司会者に至るまで、会場に居るほとんどの人間一斉に叫んで鼻血をﾌﾞｼｬｧするって一体どういうことだよ！
あ"あ"ぁぁぁぁあ！！
レオとメリたんの視線が二重に怖い！！
レオは絶対零度だし、メリたんは恍惚としてるし………ｵｩﾌ。
コンテスト終わった後がヤバイ気がする。
い、いや、今回は私のせいやないですぜ！？
全部司会者のせいでごわす！！
うん、私は悪くなーい！
でもこのままの状態にしたら、後でかな～りレオたん及び様々な人達に絞られますので、リラックス効果を付与させた初級の風魔法をキラキラしたエフェクトを加えて発動！！
……うん、おっけーおっけー。
ついでに浄化を全体に行き渡らせて～の、うん。
これで怒られないぜ☆……って思ってレオを見たら、さっきよりも更におこな件。
え、何でレオたんそんなにおこなの！？
私ちゃんと元に戻したやんか！
証拠隠滅ともいいますけど……ﾎﾞｿｯ
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