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「や、やめろ!俺が何をしたっていうんだ?」
『お前がこの世に存在していると、俺たち秘密結社の存在が危ういのだ。だから消えてもらう』
「俺を簡単に消せるとでも思ってるのか?出来るものならやってみろよ」
『フフンそうやっていられるのも今のうちだ』
そう言いながら、糸の先に5円玉を括り付けたものを俺の目の前にぶら下げた秘密結社のメンバー。
『貴方はだんだん眠くなーる』
俺の目の前で一定のリズムでゆらゆらと揺れる5円玉。
そんな幼稚な仕掛けに俺が引っかかるとでも?
疑り深いこの俺が……眠く……なんか………。
zzzzzzzzzzz…………。
『3、2、1、と数えてパンっと手を叩くと、貴方は私たち秘密結社の存在を忘れているでしょう。それではいきますよ?3、2、1……』
パン!!
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