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「3年に上がった今日から受験生であり就職希望の人は就活生になる、来る日も来る日もひたすらに勉強の毎日だろう。しかし高校生活最後の年…教師である俺が言うべき言葉じゃないが楽しめ!勉強はいつでもできる、でも青春を謳歌できるのは学生であるお前らの特権だ!」 一通り吠え散らかしてから葛西先生は新しいチョークを箱から取りだし黒板に文字を書いた ¨勉学自由青春義務¨ 雑な字ででかでかと書かれたそれに私を含むクラスメイト全員が注目した 生徒一人一人の顔をみて葛西先生が手に付いた粉を払う 「意味は字のまんまだ、兎に角自分なりに青春しろ、部活、恋愛、学校行事、友情、勉強が青春のやつはそれでもいいけど、それぞれ大人になっても記憶に残る良い時代を築いて欲しいと思う。」
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