1

7/8
前へ
/8ページ
次へ
大人になって記憶に残る良い時代、その言葉が胸に突き刺さる 友達もいない 部活は入っていないし 学校行事も自ら望んで実行委員に入る気は更々ない こんな私に恋愛なんてもっての他だ 変わりたいと思っていても結局自分の世界から抜けだす気なんてないんだ 見えない膜に覆われているのが心地よく感じているんだもん このままじゃ変わるなんて 「青春なんて無理とか思ってるやついるか?そうじゃないぞ、視野を広くして周りを見ると何でもないことが凄く面白いものに見えてくるもんだ、そしてそれが面白いと気づけるのは好奇心旺盛な今の時期ってことだ…俺なんかお前らの年の頃、うんこは何でうんこって言うのかって真剣に一週間考えててそれこそ勉強なんて手につかなかった」 いきなり自分の下品な昔話を語り始め、それをきっかけに生徒たちがこぞって野次を飛ばす
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加