2人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
だが、スッキリした気分で過ごすことができたのはわずか数日。
仕事が始まればまた徐々にストレスが溜まっていく。
「この書類、今すぐ200部コピーして」
「昼までにこれ打ちこんどいて」
「こんな単純なミスされちゃ困るよ!」
仕事が楽しいと思える瞬間は一度もなく、洋子はただ感情を押し殺して作業をこなすことしかできなかった。
「片づけたい、片づけてスッキリしたい…」
洋子は部屋の整理をして気持ちが軽くなった日のことを思い出し、
また何かを片付けてストレスを発散したいと思うようになっていた。
最初のコメントを投稿しよう!