プロローグ

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ーーー別世界に別時間軸、未来と過去、現実と幻想か織り混ざった所謂神話の世界の話である。 生い茂る自然を利用し、人々は煉瓦などを組み立てた建築物を建て、モンスターは硬い岩山に洞穴を掘るか、巣を作って生活をし、現代の我々からすると幻想世界のような外観を作り上げていた。 しかしそんな幻想的な外観と裏腹に、人間とモンスターは敵対していた。 人間が土地開拓する度にモンスターは住む場を失い、逆にモンスターが人間から住み場などを奪う。 人間とモンスターが出会えばそこで血を血で洗う激戦が繰り広げられる。 人間とモンスターは独自の違う文化を発達させ、栄えていたが異種同士ではどうしても受け入れられない壁は発生した。 同族なら譲り合いや絆で結ばれるが、異種同士だと意思疎通が困難なのと見た目の違い過ぎもあるため敵対せざるを得なかった。 人間はモンスター対策の為に武器を用い、改良させ、モンスターと戦ってきた。 モンスターは災いをもたらす人間の反逆者、モンスターを滅ぼし人間界に平穏を取り戻そうと言うプロパガンダを作り。 モンスターもまた、同じだった。 家族、世界を守る為に人間とモンスターは滅ぼし合う。 そしてこうした人間とモンスターの憎しみあいは大いなる悲劇の前触れに過ぎなかった…。
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