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「僕はずっとお前の純潔が欲しかった…これでお前は僕のもの。誰のものにも決してさせはしない」
桜は泣きながら兄の言葉に目を見開いた。
そして観念した。
「私もずっと…にいさまの事が好きでした…でも、これは…っ」
何度も赦されてはならないと言葉にしようとすると再び唇を塞がれた。
「誰にも赦されなくていい、お前は…兄だけのもの。それだけでいい…」
兄の言葉に桜はもうなにも言わなかった。
「兄様…菊兄様…」
苛む責めに桜はただ兄を抱きしめて受け入れた。
やがて桜の体内の奥底に兄の白濁が吐き出された。
決して零さぬように、兄は深く妹の身体を抱きしめた。
桜は知らなかった。いつの間に自分自身の瞳も赤くなっていた事に。
哀れな妹は兄に体を支配され、そのまま意識を失った。
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