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折角俺の真後ろに座ったのに、離れた席になってしまうのか・・・。
クジの紙を後ろの席の若咲に渡すとき、ジッと顔を間近で見た。
だが、アイツは俺の手元を見ただけで、こちらに全く関心をしめさない。
『チェッ』
心の中で舌打ちをする。
渋々、手の中にある紙と係りが書いた黒板の席を確認する。
先に席を立った若咲を目で追うと・・・。
おお!
神は俺を見捨てはしなかった。
アイツの隣の席だ!
これは多分、運命だ。
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