月夜の夢

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深海棲艦は少し間をおき、 『カエリタイカ』 そう書いた。 艦娘は大きな声で『はい!』と答えた。 深海棲艦は再び書き記す。 『チンジュフノチカクマデオクッテヤル。キョウハオソイカラネロ』 そう書いた。 艦娘はその文字に従う。 深海棲艦は眠ろうとする艦娘に近づく。 そして自分の膝を艦娘の枕代わりにした。 艦娘は受けいれ、笑みを浮かべる。 そこで艦娘は1つ思った。 こんなことをされるのは久し振りだと。 そんなことを思いながら眠る。
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