第1章

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10月4日 お昼休みが潰れてしまい持参のお弁当を半分以上食べ損ねてしまった。 理由は2ヶ月前に入社してきた人が、明るかったのに元気無く落ち込んでいたせい。何とか笑顔になって欲しくて下手ながら全力で励ましていたら昼休み終了。 最後にはその人が笑ってくれて「元々ネガティブなのですが午後から少し前向きになれそうです」と握手してくれたから此方のお腹ペコペコなんていう小さな事など何処かへ吹き飛んでしまった 判る判る 休み明けなんか特に憂鬱だし 大体丁度入社2ヶ月目位が1つの山場でもあり或る意味正念場なんだよなぁ… 会社を休みたくなる事やメンタルが落ちたままで脱け出せない状態になる事は もうホント誰にでもある 今まで何度休みそうになった事か 未だに同僚と毎朝、「今日こそは上司の居ないスキに途中で帰ってやる~」と言いながら出勤する秋瀬は 超真面目な人々から見れば不真面目の部類に入るだろう それで良い 常識に凝り固まった真面目になんかなれやしない 今日昼休みに励ましていて思ったのだが 長所は長所で伸ばしていけば良い 落ち込んだり後悔したりネガティブだったり、くよくよと悩んでしまう部分 短所は短所のまま活かしていけばそれで良い 自分から見て短所であっても他人や端から見れば長所だったりするのだからさ
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