3話 ニューヨークとオザキ

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2.鳥肌 音楽の好き嫌い、タレント、俳優などの好き嫌いも 人によってまちまちです。 群衆の中の猫 がラジオから流れた時、 作業の手がとまり、聴き入ってしまいました。 心底 寒気がしたような、 鳥肌がたつという状態を経験しました。 続いて流れたシェリー、 またしても、心に沁みました。 それから毎日のように聴いていました。 米軍キャンプ は まるでミュージカル。 舞台が目に見えました。 亡くなってからますます魅せられて 全曲を手元に、小説なども読み漁りました。 アルバム街路樹とBIRTHには ニューヨークの風景が 多く歌われているようで、 その軌跡を辿りたい衝動におそわれました。 具体的にニューヨーク行きを考えたのは、 『堕天使達のレクイエム』読んでからです。 エッセイとも小説ともとれるいくつかの短編。 歌の解説や曲を作った時の心境を吐露しているものもありました。 もう行くしかない。
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